投資信託のタイプと分類方法
スコットです。
今回は投資信託のタイプについてです。
本日の目次はコチラ↓
~国内?海外?~
その投信がどこの国に投資しているのか
でひとつ分けることが出来ます。
日本国内の何かに投資している商品なのか、
海外の何かに投資している商品なのか。
これから日本が成長していく!!
と思う方は、日本の何かに投資している投資信託を選べばよいと思います。
また、海外といっても投資信託を作っている会社によって分類も色々あります。
全世界(日本除く)
先進国
アジア
なんていうグループ単位の分け方もあれば、
米国
中国
ブラジル
ロシア
インド
トルコ…
みたいに、ピンポイントで1か国に投資している商品もあります。
~株or債券それとも~
今度は投資商品で分類することもできます。
お金を託して運用してもらうからには、将来的に価格が上がる(=成長する)投資信託を買わなければなりません。
それにあたって、投信が投資する商品で考えるのも手です。
大まかに4つ。
株
債券
不動産(REIT)
コモディティ(商品)
ん?コモディティって何?
と思った方。
経済でいう、「コモディティ化」とは別です。
コモディティ化というのは、元々高付加価値を持っていた商品が一般化し、品質で差異を出すことが難しくなってしまう。要は日用品化してしまって、差異を値段や量でしか見いだせない…
そんな状況を言いますが、
投資におけるコモディティとは、商品先物市場で取引されている、
原油、金、プラチナ、トウモロコシ…
などなど生活に関わるもののことです。
長くなりましたが、
さきほどとの合わせ技で、
アメリカの企業の株は(経済は)上がっていくだろう…
と思えば、
米国株に投資する投資信託が候補になりますね。
または、
金に投資してみたいけど、「金」を買うのもなぁ…金の積み立てするのもなぁ…
なんて思っている方は、
「投資信託を通じて金に投資する」なんていう方法もあります。
株に投資している投資信託も同じですね。
自分はお金をA社に託す
↓
A社は投資家から集めたお金で、金を買うor国内企業の株を買う
間接的に持つということですね。
~インデックスとアクティブ~
インデックス型とアクティブ型
というのがあります。
インデックスとは英語で「指数」のこと。
「日経平均株価」とか、「TOPIX」とか「NYダウ平均株価」とか聞きますよね?
それらは、簡単に言えばいくつかの株の平均指数です。
つまり、誤解を恐れず、超簡単に言えば、
インデックス型の投資信託というのは、
市場の平均指数に沿うように投資をしている商品です。
手堅く、本当に平均点が狙えます。
ただ、手堅いとはいえ、リーマンショックや東日本大震災なんかがあると、市場全体の平均点が下がりますから、そういうリスクはもちろんあります。
一方で、アクティブ型というのは、その名のとおり、
アクティブに利益を狙っていこう!!
という投資信託です。
その商品を運用しているプロたちが、値上がりしそうな株を選りすぐって投資していく。
その目が正しければ、一気に上がりますし、外れれば大きく下がることになります。
まとめると、
インデックス型:市場の平均点を狙うため、手堅くリスクが低め
アクティブ型:平均を超える利益を狙うため、リスク高め
こんな感じです。
~分配と再投資~
最後に投資信託の中身の話。
簡単に言うと、
定期的、または利益が出たときに、投資家の皆さんにお金を分配するのか否かということです。
簡単じゃなかったですかね(笑)
ちょっと例を出して。
あなたはとある投資信託に1万円投資しています。
そして、分かりやすくするために、その商品に投資しているのはあなた一人としましょう。
・分配型の場合
この場合、ほぼすべての商品が、定期的に分配することを決めています。
大体が、
毎月分配、年1回、年2回です。
そして、分配型の投資信託は、そのスケジュールをきちんと守る訳です。
例えば、毎月10円分配としましょう。
10円以上の利益が出ていれば、問題なく10円の分配があなたに入ってきます。
しかし、利益が出なかった場合はどうするのでしょうか。
商品として、10円分配は決まっていますから、
あなたから受け取った1万円という投資元本を削ってでもあなたに10円を分配するのです。
分配型というのは、定期的にキャッシュが入ってくるという良さもあれば、上手くいっていない時には元本が削られる可能性もあるのです。
・再投資型の場合
一方、再投資型の場合は、
利益が出ても、あなたに分配することは無く、その利益で新たに投資をするのです。
つまり、投資元本が増えていくんです。
上手くいけば雪だるま式に増えていきます。
この場合、あなたに定期的な収入(分配)はありませんが、あなたの投資元本が増えてったところでその投資信託を売れば良いのです。
先ほどの例のように、10円の利益が出たけど、再投資型の場合はあなたの投資額は1万10円になる訳ですから、そこでその商品を売れば、10円の利益が入ってきます。
まとめると、
分配型:定期的に分配してくるので収入が入ってくるが、利益が出てない時でも無理やり分配するため、投資元本が減ることもある。
再投資型:利益が出ても分配はしてこないが、投資元本を増やしてくれるため、寝かせても増えていく。
~まとめ~
・投資信託の分類方法は、主に、
投資対象国、投資商品、
インデックスorアクティブ型、分配型or再投資型
である。
・どの商品にも良し悪しや特徴があるので、
あなたのニーズに合わせて、合ったものを買っていこう。
投資信託シリーズ、まだまだ続きます。
ただ、特定の商品をおすすめすることは出来ないので、フワッとニーズに合わせたものを。
では。